ウェザー・リポート 『ヘヴィー・ウェザー』 Weather Report “Heavy Weather” 023


ジャケットがインパクトありますね。巨大な帽子が異常気象を起こしています。グループ名が「天気予報」。シュールですね。ナンなんでしょう?さて#1 “Birdland” 「バードランド」がマンハッタン・トランスファーのカバーで有名です。私はゆったりとしたバラードの#2 “Remark You Made” がお気に入り。この作品の大ヒットで、70年代フュージョンシーンの台風の目になった彼ら。その大活躍には脱帽です。

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ジャコ・パストリアス 『ジャコ・パストリアスの肖像』 Jaco Pastorius “Jaco Pastorius” 025


いまだに多くのミュージシャンからリスペクトをされているジャコ・パストリアス。#1 “Donna Lee” 「ドナ・リー」の軽快で弾力のあるエレクトリックベースの深みのある音色で一気に引き込まれます。ミニマルな先鋭性をもつ#7 “Okonkole Y Trompa” など多様な音楽的アイデアと新鮮な感覚は今聴いても色あせていません。豊かな表情をもつリズムとメロディアスなフレーズが混交する音の軽妙なカオスは、まったくもって独創的。夭折が惜しまれます。#9 “Forgotten Love” が美しい。

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ジャコ・パストリアス 『ワード・オブ・マウス』 Jaco Pastorius “Word of Mouth” 184


ジャコ・パストリアスのベーストラックに、各プレイヤーの演奏を多重録音していくというユニークな実験的作品。多様で豊かな音楽的創造が、一枚のアルバムとして見事に結実しています。楽園的な明るさをもつ#3 “Liberty”、ビートルズの#5 “Blackbird” 「ブラックバード」、子供たちとの歌声も飛び出す#7 “John And Mary” も楽しい。もちろん随所でナイスなベースプレイも聴けます。

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