オスカー・ピーターソン 『プリーズ・リクエスト』 Oscar Peterson “We Get Requests” 019


華麗なるピアノトリオ盤。ファンのリクエストから選ばれたという人気曲の演奏です。難解になりがちなジャズ界にあって、圧倒的なテクニックを用いながらも親しみやすいエンターテイナー、オスカー・ピーターソンに拍手!#6 “You Look Good To Me” 「ユー・ルック・グッド・トゥ・ミー」のロマンティックな表現とドラマティックな展開に、うっとりと夢心地に誘われます。特にジャズビギナーの方におすすめします。

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オスカー・ピーターソン 『ダフード』 Oscar Peterson “Paris Jazz Concert” 170


2007年12月23日、「鍵盤の皇帝」逝く――このアルバムは「The Trio」と呼ばれたオスカー・ピーターソン・トリオ60年代の絶頂期のライブ録音を集めたもの。#1 “Daahoud” 「ダフード」から驚異的な超絶技巧が炸裂します。指使いは勿論のこと、この速さをコントロールしている脳は一体どうなっているのでしょう。その他にも#6 “Satin Doll” 「サテンドール」や#11 “You Look Good To Me” 「ユー・ルック・グッド・トゥ・ミー」など人気ナンバーが楽しめ、演奏の録音状態もよく、また観客の沸く臨場感も味わえます。彼の演奏は聴く人々を幸せにしてくれます。最後となった来日コンサートの思い出は一生の宝です。心よりご冥福をお祈りいたします。

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オスカー・ピーターソン in Japan 2004 Opening act 上原ひろみ

Opening act 上原ひろみ

2004年10月4日。この日は待ちに待ったオスカー・ピーターソンのコンサート。定時より少し遅れての開演。オープニングアクトは上原ひろみ。スレンダーな身体にフィットした黒いスパッツ姿、ふわっとふくらんだ髪の毛で登場し、そのままピアノの前に軽く座ると、いきなりスリーピースのロックバンドのように大音量で「XYZ」。あまりの超絶技巧にそこで弾いているのが嘘のよう。そして猫のようにしなやかに身体を弾ませ演奏するその姿は、まるで官能的なダンス。メロディアスな印象のアルバム『Brain』からの選曲がほとんどでしたが、ライブでは圧倒的な迫力で惹きつけ、その後のオスカー・ピーターソンの登場を一時忘れさせました。

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