オスカー・ピーターソン in Japan 2004 Opening act 上原ひろみ

Opening act 上原ひろみ

2004年10月4日。この日は待ちに待ったオスカー・ピーターソンのコンサート。定時より少し遅れての開演。オープニングアクトは上原ひろみ。スレンダーな身体にフィットした黒いスパッツ姿、ふわっとふくらんだ髪の毛で登場し、そのままピアノの前に軽く座ると、いきなりスリーピースのロックバンドのように大音量で「XYZ」。あまりの超絶技巧にそこで弾いているのが嘘のよう。そして猫のようにしなやかに身体を弾ませ演奏するその姿は、まるで官能的なダンス。メロディアスな印象のアルバム『Brain』からの選曲がほとんどでしたが、ライブでは圧倒的な迫力で惹きつけ、その後のオスカー・ピーターソンの登場を一時忘れさせました。

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上原ひろみ ASIA TOUR 2006


そのピアノから発せられるサウンドが求心力となり、壮大なスパイラルを巻き起こす――上原ひろみは才気と若さとしなやかさで聴衆を魅了しつくし、退屈している人なんてありえない超一級のエンターテイメントを繰り広げます。アルバムを徹底的に作り込んでいる彼女ですが、コンサートは勿論CDの再現などではなく、また安易に崩すことなく完成度の高いライブバージョンとして楽しませてくれます。それにしても凄まじい集中力。時に繊細に優しくメロディーを奏で、時に拳や腕を鍵盤に激しく叩きつけ、スピードと構成力を武器に圧倒的な磁力で惹き込まれます。饒舌なピアノとは対照的にMCはたどたどしく、そこがまたキュート。もはや「上原ひろみサウンド」に欠かすことのできなくなったトニー・グレイのメロディアスなエレクトリックベースの響きが心地良い。マーティン・ヴァリホラのドラムスは後半へ向かってどんどん調子を上げていきます。「クリスマスプレゼント」として特別ゲストの熊谷和徳が登場。何と! 超高速チューン “Dancando No Paraiso” でタップダンスします! 足で奏でるその音楽は積極的にインタープレイし、ジャズしていました。途中、メンバーも一人ずつ登場し演奏を重ねるなどの演出もあり、曲の流れなどコンサートの構成も良く、贅沢な聖夜のショーとなりました。

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上原ひろみ~Hiromi’s Sonicbloom JAPAN TOUR 2007 タイムコントロール 東京公演


Hiromi’s Bomb! Hiromi’s Sonicbloom(Sonicbloom:《植物の成長を早める》特殊な音波)の凄まじい放射。まるでキングクリムゾンのような怒涛の大爆音サウンドは、「あぁやっぱりこれがやりたかったんだ」と納得させてくれ、最上のカタルシスへ誘ってくれました。今回のライブの立役者はデビット・フュージョンスキー(g)でしょう。場数を踏んでいるせいかライブ慣れしており、客をノセたり、音色豊かな圧倒的なプレイを披露したりと大活躍でした。今回のツアーを経ての次回のアルバムが楽しみ。MCでの謙虚に繰り返す「ありがとう」の言葉と涙が印象的でした。最後の数曲は東京国際フォーラム(大ホール)の聴衆が総立ちになったことも付け加えておきます。

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チック・コリア&上原ひろみ 『デュエット』 Chick Corea & Hiromi “Duet” 167


東京青山にあるブルーノートでのチック・コリアと上原ひろみの二人のピアニストのライブ。終始、向かい合ってにこやかな表情を浮かべる二人の連弾。お互い演奏を心から楽しんでいるよう。チック・コリアが曲の骨子を組み立て、上原がそれに合わせて魅力的なフレーズを繰り出します。巨匠に臆することなくエモーショナルな演奏を披露する上原の集中力は素晴らしい。チック・コリアもさすが大御所といった堂々たる貫禄で存在感を示し続けます。演目は “Summertime”、“Deja vu”、“Spain” など――このライブを収録したアルバムが『Duet』。このスペシャルな夜、会場に居合わせたことに感謝。

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上原ひろみ~Hiromi’s Sonicbloom 『タイム・コントロール』 Hiromi “Time Control” 147


待望の上原ひろみの第4作目『Time Control』。今までのピアノトリオ編成にエレクトリックギターを加え「Hiromi’s Sonicbloom」というバンド編成へ。ここで目指すのは、ジャズのみならず、プログレッシブ・ロック、現代音楽などを旺盛に吸収し、それらのエッセンスを発散させたヒロミサウンド。曲によってはピアノとギターがフロントに立つフュージョンバンドといった感じもあり、両楽器のメロディアスなアンサンブルも聴きどころ。

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