エディ・ヒギンズ 『煙が目にしみる』 Eddie Higgins Quartet feat. Scott Hamilton “Smoke Gets In Your Eyes” 046


日本で人気の高いピアニスト、エディ・ヒギンズ。オールド・スタイルを信条とするテナー奏者、スコット・ハミルトン。二人の趣味のよい贅沢な演奏で極上のおもてなし。フレッシュで軽やかなピアノ、マッタリとコクのあるテナーの絶妙なハーモニー。馴染みのメニュー#3 “You Don’t Know What Love Is” 「あなたは恋を知らない」、#5 “Smoke Gets In Yours Eyes” 「煙が目にしみる」、#9 “When You Wish Upon A Star” 「星に願いを」のフルコースは、口当たりもよく、味わいも深い。絶品!

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エディ・ヒギンズ 『魅惑のとりこ』 Eddie Higgins “Bewitched” 090


洗練された大人の色香――ジャズのジャケットはかくあるべきでしょう。「枯葉」といえば『Portrait in Jazz』でのビル・エヴァンスの名演が思い浮かびますが、このエディ・ヒギンズの曲目を見るとエヴァンスのレパートリーを思わせます。ヒギンズの方がよりテクニカルで、華麗な印象です。そして#13 “Autumn Leaves” 「枯葉」。私はこれをエヴァンス・スクールの一つの完成形としてお勧めします。全体を貫く木枯らしのような疾走感、クラシックのような華やかな格調もあり、枯葉が散る様の描写から恋焦がれる情感の表現まで、極めて完成度の高い名演です。上質なジャズの芳醇な香りを堪能してみては如何でしょう。

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エディ・ヒギンズ 『懐かしのストックホルム』 Eddie Higgins “Dear Old Stockholm” 157


スイングジャーナル誌の読者リクエスト曲による人気ピアニスト、エディ・ヒギンズのスタンダード集。企画、選曲、演奏、全てが素晴らしい。ロマンティシズム薫る数々の曲に魅せらますが、特にラストの#14 “Blame It On My Youth” 「ブレイム・イット・オン・マイ・ユース」。寝かしつけるようなタッチで、夢の中へ……。

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