ホレス・シルバー 『ブローイン・ザ・ブルース・アウェイ』 Horace Silver “Blowin’ the Blues Away” 039


一気呵成に描かれたドローイングのように演奏にも勢いがあってノリノリ。いわゆるこれが「ファンキー」でございます。ポルトガルの血を引いているホレス・シルバーは、他の黒人プレイヤーとは一味違った印象的な曲作り、リズミックな演奏などで独特の雰囲気があり、とても魅力的。「好っきやねん、ホレスのおっちゃん!」何故かファンキーと関西弁が合うような気がしてしまうのは私だけでしょうか。ホレスのおっちゃんファンになってしまった方は、おとんに捧げた名盤『Song for My Father』もおすすめです。

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ブルー・ミッチェル 『ブルーズ・ムーズ』 Blue Mitchel “Blue’s Moods” 087


陽光に輝くトランペット、真っ直ぐにどこまでものびてゆくフレージング。ブルー・ミッチェルのトランペットには、陽の光を浴びてジーンと肌にぬくもりを感じるような心地よさがあります。例えば、マイルス・デイビスの音色が張り詰めた闇だとしたら、ブルー・ミッチェルのそれは朗らかな光でしょう。彼の光を受けてウィントン・ケリーも輝きを増す#1 “I’ll Closed My Eyes” 「アイル・クローズ・マイ・アイズ」が素晴らしい。

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ホレス・シルバー 『ソング・フォー・マイ・ファーザー』 Horace Silver “Song For My Father” 175


何とも個性的な楽曲の数々――ホレス・シルバーのラテン・フレーバー香る表題曲#1 “Song For My Father” 、トロトロととろけそうな絶品バラード#6 “Lonely Woman”など、オリジナリティあふれる彼の作曲センスと、もちろんファンキーなノリも心ゆくまで堪能できます。ハマるとクセになるので、くれぐれも聴き過ぎにはご注意を。

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