デイヴ・ブルーベック 『タイム・アウト』 Dave Brubeck “Time Out” 030


#3 “Take Five” 「テイク・ファイブ」は、1987頃にタケダのアリナミンVドリンクのCMで使われ有名になったようです。なので、この曲はある年齢以上の方々には、潜在的にすり込まれていると思われます。でも、こんなにも鮮明に耳につくジャズも珍しい。#1 “Blue Rondo A La Turk” 「トルコ風ブルーロンド」をはじめ全曲、ミロの絵画のように変化に富んだ音の舞踏を楽しめます。

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ジム・ホール 『アランフェス協奏曲』 Jim Hall “Concierto” 073


#4 “Concierto de Aranjuez” 「アンフェラス協奏曲」とは、スペインの作曲家ホアキン・ロドリーゴの「ギターとオーケストラのための協奏曲」で、マイルス・デイビスが『Sketches of Spain』で採り上げたことからジャズでも広く演奏されるようになりました。チェット・ベイカー(tp)、ポール・デズモンド(as)のソフトな音色に、ロン・カーター(b)、スティーブ・ガッド(ds)の重みのあるリズム、ローランド・ハナ(p)が華を添え、ジム・ホール(g)の爪弾く弦の調べが哀愁を誘います。イージーリスニング路線で成功を収めたCTIレーベルですが、本作品が同レーベルで最大のセールスを記録しているそうです。

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ポール・デズモンド 『テイク・テン』 Paul Desmond “Take Ten” 173


名曲 “Take Five” 「テイク・ファイブ」の続編、その名もズバリ#1 “Take Ten” 「テイク・テン」(共にポール・デズモンド作曲)。#5 “Black Orpheus” 「黒いオルフェ」などボサノバ調の曲もあり、全曲穏やかにくつろげる好盤です。ジム・ホール(g)も参加。ポール・デズモンドのアルトは、都会的でメロディアス、抒情的でクールな優しい音色。なんともたまらない魅力があります。

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