デューク・エリントン 『マネー・ジャングル』 Duke Ellington “Money Jungle” 135



デューク・エリントン × チャールズ・ミンガス × マックス・ローチ――嘘みたいな組み合わせ。デューク・エリントンといえば、自身の楽団を率いたビッグバンドジャズの巨匠。チャールズ・ミンガスは、黒人の情念を独創的なジャズに昇華した個性派。マックス・ローチは、クリフォード・ブラウンと組み人気を博したハードバッパー。夢の異種格闘技戦のようにも感じますが、聴けばやはり、強烈!デューク・エリントンのモダニズムは同時期に録音された『Duke Ellington & John Coltrane』でも確認できますが、本作での強烈な圧でぐいぐい押しまくるピアノには、驚愕!このアルバムの張り詰めたような緊張感は、ちょっと怖いくらい。


1. Money Jungle
2. Fleurette Africaine
3. Very Special
4. Warm Valley
5. Wig Wise
6. Caravan
7. Solitude
8. Switch Blade
9. A Little Max (Parfait)
10. REM Blues
11. Backward Country Boy Blues
12. Solitude (alternate take)
13. Switch Blade (alternate take)
14. A Little Max (Parfait) (alternate take)
15. REM Blues (alternate take)


Duke Ellington (p)
Charle Mingus (b)
Max Roach (ds)
Recorded 1962