エリック・ドルフィー 『アット・ザ・ファイヴ・スポット VOL.1』 Eric Dolphy “Eric Dolphy At The Five Spot, Vol.1” 075




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調子をはずしたかのような音が、危ういバランスを保ちながら、神出鬼没の浮遊を繰り返す――エリック・ドルフィーの演奏は、尋常ではない迫力で、潜在的な音が一気に噴出し、とどめようがないよう。ブッカー・リトル(tp)やマル・ウォルドロン(p)などメンバーも、この奇跡的な邂逅にも臆するところなく、肝の据わったプレイを披露しています。


1. Fire Waltz
2. Bee Vamp
3. Prophet
4. Bee Camp (Alternate Take) *


Eric Dolphy (as,bc)
Booker Little (tp)
Mal Waldron (p)
Richard Davis (b)
Ed Blackwell (ds)
Recorded 1961


【 エリック・ドルフィーの名盤 】


At the Five Spot, Vol.2 (1961)
「ファイブ・スポット」での同日セッション


Out to Lunch (1964)
鮮やかなフレーズをもつ一曲一曲それぞれが印象的、ブルーノートの人気盤


Last Date (1964)
エリック・ドルフィーのラストアルバム、その最後に吹き込まれた彼の言葉

“When you hear music, after it’s over, it’s gone in the air. You can never capture it again.”

「音楽を聴き、終った後、それは空中に消えてしまい、二度と捕まえることはできない」