ルイ・アームストロング 『この素晴らしき世界』 Louis Armstrong “What A Wonderful World” 029



なんと言っても#1 “What a Wonderful World” 「この素晴らしき世界」でしょう。たった2分ちょっとのシンプルな曲でありながら、ベートーベンの第九交響曲にも匹敵するような人類史上不滅の名曲!サッチモ(ルイ・アームストロングの愛称)の人間味に溢れた暖かい「ダミ声」には、大きく包み込むような父性を感じます。#2 “Cabaret” 「キャバレー」、#7 “Hello Brother” 「ハロー・ブラザー」など他の曲も味わい深い明るい曲が多く、アルバムとしても良いです。なお、「この素晴らしき世界」はテリー・ギリアム監督の映画『12モンキーズ』に使われています。「古き良きアメリカ」のイメージですね。


1. What a Wonderful World
2. Cabaret
3. Home Fire
4. Dream a Little Dream of Me
5. Give Me Your Kisses (I’ll Give You My Heart)
6. Sunshine of Love
7. Hello Brother
8. There Must Be a Way
9. Fantastic, That’s You
10. I Guess I’ll Get the Papers (And Go Home)
11. Hellzapoppin’


Louis Armstong (tp)
Tyree Glenn (tb)
Joe Muranyi (cl)
Marty Napoleon (p)
Buddy Catlett (b)
Danny Barcelona (ds)
Recorded 1968


ルイ・アームストロングの名盤


Satchmo at Symphony Hall 65th Anniversary (1947)
サッチモのトランペットを堪能できる名盤


Ella & Louis (1956)
エラ・フィッツジェラルドとのデュエット、オスカー・ピーターソン(p)等の参加で繊細さも加味された味わい深い名盤


映画『12モンキーズ』


21世紀、わずかに残った人類は地下で生活している。20世紀末に謎のウィルスによって、人類の大半が死滅したのだった。科学者たちは、ウィルス発生の原因究明のため、囚人ジェームズ(ブルース・ウィルス)をタイムトラベルにより過去へ送り出す。ジェームズは精神科医キャサリン(マデリーン・ストウ)と協力し、ウィルスの謎を追うのだが……。印象的なアコーディオンのテーマ曲、ミステリアスなストーリー展開、ブラッド・ピットの怪演、テリー・ギリアム独特の世界観に惹きこまれます。


映画 : 12モンキーズ
監督 : テリー・ギリアム
出演 : ブルース・ウィリス マデリーン・ストウ ブラッド・ピット
音楽 : ポール・バックマスター
製作 : 1995年 アメリカ