ジョン・コルトレーン 『スターダスト~ジョン・コルトレーン・プレイズ・バラード』 John Coltrane “Stardust” 159


もしも、プレスティッジに『バラード』があったなら――ご存知モダンジャズ史上に燦然と輝く大名盤『Ballads(バラード)』は、1962年にインパルスレーベルで制作されました。この『Stardust(スターダスト)』は、1956年~58年にプレスティッジレーベルで録音されたバラードをピックアップしたコンピレーションバラード集。ほら、曲目を眺めるだけで聴きたくなるでしょう?

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トミー・フラナガン 『オーヴァーシーズ』 Tommy Flanagan “Overseas” 158


「名盤請負人トミフラ」――名盤の影にこの人ありと言われた名ピアニスト、トミー・フラナガン。いつもは脇役の彼が主役となり、「海を越えた」スウェーデンで吹き込まれたというピアノトリオの大名盤。全体の3分の2を占めるのは、異国情緒というか、不可思議な雰囲気をもった自作曲。エルビン・ジョーンズのドラミングも、目を見張るような変幻自在ぶり。ジャケットも洒落てます。

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エディ・ヒギンズ 『懐かしのストックホルム』 Eddie Higgins “Dear Old Stockholm” 157


スイングジャーナル誌の読者リクエスト曲による人気ピアニスト、エディ・ヒギンズのスタンダード集。企画、選曲、演奏、全てが素晴らしい。ロマンティシズム薫る数々の曲に魅せらますが、特にラストの#14 “Blame It On My Youth” 「ブレイム・イット・オン・マイ・ユース」。寝かしつけるようなタッチで、夢の中へ……。

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バリー・ハリス 『アット・ザ・ジャズ・ワークショップ』 Barry Harris “At The Jazz Workshop” 156


軽妙洒脱――バド・パウエル系の名手バリー・ハリスの名作。お馴染みのスタンダードナンバーによる選曲で、軽快に淡々と演奏されるピアノトリオのライブ盤です。何とも味わい深い響きをもつ音色は魅力的。鍵盤がスイングしながら軽快にゆらめき、もう聴くだけで愉しくなる。

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太田寛二 『イフ・ユー・クッド・シー・ミー・ナウ』 Kanji Ohta “If You Could See Me Now” 155


なんだかつい聴いてしまう。くつろげる演奏が心地よくて、何となくいつもこれ。「バリー・ハリスのような」と形容される絶妙なタッチが光る太田寛二のアルバム。#1 “If You Could See Me Now” 「イフ・ユー・クッド・シー・ミー・ナウ」と#5 “All The Things You Are” 「オール・ザ・シングス・ユー・アー」。美しい旋律を愛でるように弾くこの2曲が大のお気に入り。

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