魅惑のブローで咲く、音の花――サックス奏者、旧橋壮(ふるはし・つよし)のサードアルバム。タイトル曲#1、#8 「宇宙の花」は優しく美しいメロディーを奏で、スピリチャルな雰囲気を漂わせます。#6 「天使ノ星」はミニマルなピアノのリフレインが鳴り響き、フルートの音色とボイスがに虚空に消えてゆく。詩的なタイトルからもうかがえるナイーブな感性で創作された一枚。[PR]
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投稿者: JAZZCD.JP
矢野沙織 『Yano Saori』 163
溌剌とした伸びやかなブロー――ここで聴かれる野太いストレートなテナーは、吹くことの純粋な楽しさを伝えてくれます。選曲もチャーリー・パーカーの#1 “Confirmation” 「コンファーメーション」 をはじめ、名スタンダードを集めた胸のすく直球勝負。今ではすっかり大人の女性へと成長し、今後も楽しみな存在です。このアルバムは、矢野沙織16歳のデビュー盤。
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パット・メセニー 『ワン・クワイエット・ナイト』 Pat Metheny “One Quiet Night” 162
静かな夜にしとしとと降る雨――このパット・メセニーのアコースティックギターのソロアルバムを聴けば、この世界は自分と雨と音楽だけのような気がしてきます。キース・ジャレットのソロピアノによる『The Melody At Night, With You』を彷彿とさせる作品。ノラ・ジョーンズの#3 “Don’t Know Why”、キースの#6 “My Song” がいい。
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アール・クルー 『レイト・ナイト・ギター』 Earl Klugh “Late Night Guitar” 161
タイトルからしてグッときます。アコースティックギターにストリングスが絡み、2~3分程度のメロディアスな優しい演奏で、夜に流すBGMとしてもおすすめ。#1 “Smoke Gets in Your Eyes” 「煙が目にしみる」、#4 “Laura” 「ローラ」、#6 “Tenderly” 「テンダリー」、#7 “Mona Lisa” 「モナリザ」 などお馴染みのスタンダードでゆったりとくつろげます。80年代らしいジャケットもナイス。
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チャーリー・ヘイデン 『アメリカン・ドリームス』 Charlie Haden “American Dreams” 160
悠久なるアメリカの原風景――チャーリー・ヘイデンのベースとマイケル・ブレッカーのテナーが郷愁を誘う音色を響かせ、ブラッド・メルドーのピアノとオーケストラは黄昏のようなハーモニーを重ねます。静かな情感にあふれたチャーリー・ヘイデンのアルバムは、いつでも、いつまでも、聴きたくなります。
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