レイ・ブライアント 『アローン・アット・モントルー』 Ray Bryant “Alone at Montreux” 122



ピアノの音が活き活きと飛び跳ねる――オスカー・ピーターソンの代役としてモントルー・ジャズ・フェスティバルに急遽出演となったレイ・ブライアントのソロ・ステージ。大舞台ですが、もの怖じもせず溌剌としたタッチで弾きまくります。かなり調子が良さそうで、聴衆も大盛り上がり。このアルバムはライブの臨場感がよく伝わる録音。アンコールの#9 “Until It’s Time For You to Go” はレイと聴衆が一体となり、その瞬間を名残惜しむような切ない響きが感動を呼びます。ジャケットはちょっと怖いのだけれど……。


1. Gotta Travel On
2. Blues, No. 3/Willow Weep for Me
3. Cubano Chant
4. Rockin’ Chair
5. After Hours
6. Slow Freight
7. Greensleeves
8. Little Susie
9. Until It’s Time for You to Go
10. Blues, No. 2
11. Liebestraum Boogie


Ray Bryant (p)
Recorded 1972