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そうです、そうです、こういう大人のバラッド集が聴きたいのです。細心の注意を払うように演奏されたスタンダードの数々。その繊細で内省的なアプローチは、深遠な広がりと崇高な美しさで魅了してくれます。スピリチャルな響きは富樫雅彦(パーカッション)ならでは。ピアノの佐藤允彦もゆったりと構えて応え、録音もよし。深く息を吐いて落ち着くような密度の高い静寂を堪能できます。
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そうです、そうです、こういう大人のバラッド集が聴きたいのです。細心の注意を払うように演奏されたスタンダードの数々。その繊細で内省的なアプローチは、深遠な広がりと崇高な美しさで魅了してくれます。スピリチャルな響きは富樫雅彦(パーカッション)ならでは。ピアノの佐藤允彦もゆったりと構えて応え、録音もよし。深く息を吐いて落ち着くような密度の高い静寂を堪能できます。
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静寂の森から鼓動を響かせ、やがてその姿をあらわす#1 “Green Sleeves”。高柳昌行は朗々とギターを爪弾き、魂をむき出しにするような演奏で聴く者を圧倒する。演奏が止まってしまうのではないか……。ハラハラさせる緊張感をはらみながらゆっくりと進んでゆく#2 “Nardis”。菊地雅章が虫の羽音のような唸り声を上げ続けている。日野皓正のトランペットが高らかに鳴り響く#3 “If I Were Bell”。浮遊する音で描く幻想的な光景#4 “Obstruction”。高柳昌行、金井英人、菊地雅章、冨樫雅彦、日野皓正、山下洋輔……、のちにその名を轟かす若き逸材達による『銀巴里セッション』。1963年6月26日、深夜の記録。
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