山下洋輔 『キアズマ』 Yosuke Yamashita “Chiasma” 116


押し寄せる轟音の洪水――1975年 山下洋輔トリオのドイツ、ハイデルベルク・ジャズ・フェスティバルでのライブ。聴衆も大盛り上がりで演奏終了後は拍手喝采。パワー、パッション、コンセントレーション……、ストイックにあらゆるものが混交し強大なうねりとなる。#3 “Chiasma” は、音を撒き散らす灼熱の演奏でありながら、クール。

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高柳昌行と新世紀音楽研究所 『銀巴里セッション』 Masayuki Takayanagi “Ginparis Session” 140


静寂の森から鼓動を響かせ、やがてその姿をあらわす#1 “Green Sleeves”。高柳昌行は朗々とギターを爪弾き、魂をむき出しにするような演奏で聴く者を圧倒する。演奏が止まってしまうのではないか……。ハラハラさせる緊張感をはらみながらゆっくりと進んでゆく#2 “Nardis”。菊地雅章が虫の羽音のような唸り声を上げ続けている。日野皓正のトランペットが高らかに鳴り響く#3 “If I Were Bell”。浮遊する音で描く幻想的な光景#4 “Obstruction”。高柳昌行、金井英人、菊地雅章、冨樫雅彦、日野皓正、山下洋輔……、のちにその名を轟かす若き逸材達による『銀巴里セッション』。1963年6月26日、深夜の記録。

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