彼が交通事故で亡くなる1年半前、24歳で録音されたウィズ・ストリングスの決定盤です。この若さでバラード集、しかもウィズ・ストリングスを吹き込んでくれた重みを噛みしめたいです。せつないトランペットの音色が、ストリングスをバックに輝きます。品のあるプレイでしっとりと歌い上げるスタンダードの名曲の数々、胸に迫ります。
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彼が交通事故で亡くなる1年半前、24歳で録音されたウィズ・ストリングスの決定盤です。この若さでバラード集、しかもウィズ・ストリングスを吹き込んでくれた重みを噛みしめたいです。せつないトランペットの音色が、ストリングスをバックに輝きます。品のあるプレイでしっとりと歌い上げるスタンダードの名曲の数々、胸に迫ります。
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デビッド・ストーン・マーチンのイラストが素敵なジャケット盤は、複数の音源を集めたウィズ・ストリングス・マスターテイク盤です。――他にもいくつかのバージョンがあるようです。ちなみにこのジャケットが大好きな私は、クリスマスにはツリーの横に飾ったりします――曲目を見てお分かりのとおりかなりの曲数で、正直後半は聴き疲れするかも……、個人的な意見では9曲目あたりまでだとしっくりくるかな。何はともあれ、レトロなムード感がたまらない名盤であることには間違いありません。ジャケットでも歌っている「バード」(チャーリー・パーカーの愛称)の演奏は、いつものようにアドリブ炸裂というよりは、オーソドックスに情感を込めて吹いています。歌心溢れる#2 “Everything Happens To Me” 「エブリシング・ハプンス・トゥ・ミー」は素晴らしく、くり返し聴いてしまいます。
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1954年2月21日の夜、ジャズクラブ バードランド。ここでのライブ録音がハードバップの誕生、そしてジャズ・メッセンジャーズの結成へと歴史的に重要な意味をもつことになります――このクラブの名物司会者ピー・ウィー・マーケットのかん高い独特の声のアナウンスに導かれ演奏がスタート。順調な滑り出し、各メンバーが高水準の演奏を難なくこなしていく……、何だか完璧すぎて空恐ろしくなるほど。それぞれが気負っている感じがまったくなく、流れるように至上の演奏を展開していく様は、バードランドにジャズの神様が舞い降りたよう――
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「モーニン」の作曲者として有名なピアニスト、ボビー・ティモンズ。とにかく黒人らしいファンキーなピアノが彼の持ち味でしょう。このアルバムはトリオでの演奏なので、そんな彼のノリノリなピアノが心行くまで楽しめます。それぞれが個性的かつ実力派のプレイヤー集団ジャズメッセンジャーズとは一味違った、ラフで気楽な演奏が心地いい。でも、やはり#1 “This Here”、#2 “Moanin’”、#6 “Dat Dere”、#9 “Joy Ride” のオリジナル曲を聴くと、あらためてファンキーでインパクトのある作曲能力の高さに感心します。
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まさか「モーニン」を「朝」だと思っていませんか? 「moan」とは「うめく」という意味です。[disc1]#5にその「モーニン」も収録されているこのサンジェルマンでのライブ盤は凄い。選曲よし、メンバーよし、まさにノリにノってる演奏なのですが、刺激された聴衆も熱狂、ライブは興奮のるつぼと化します。おそらく録音スタッフか誰かの「シー!」という注意も聞かず、抑えられなくなった観客がヤンヤヤンヤの大騒ぎ、その様子が生々しく収録されています。曲名にもクレジットされている「Hazel」とは、ひときわ大きな声で盛り上げているヘイゼル・スコットという女流ピアニストだそうです。全曲、ムンムンとした熱気に大興奮のライブ盤。最高!
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