ソニー・クリス 『ゴー・マン!』 Sonny Criss “Go Man!” 176


チャーリー・パーカー直系のアルトプレイヤー、ソニー・クリスのワンホーンによるスタンダード集。映画『ローマの休日』を彷彿とさせるジャケットもおしゃれ。ソニー・クリスが高く舞い上がるようなアルトなら、ソニー・クラークは道なりに走りゆく軽快なピアノ。この高低のコントラストがこのアルバムの面白さでしょうか。しかしこのアルトの音色、どこか哀しげに響きます。

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MJQ モダン・ジャズ・カルテット 『ジャンゴ』 MJQ (The Modern Jazz Quartet) “Django” 177


偉大なるジャズギタリストのジャンゴ・ラインハルトに捧げられた名曲#1 “Django” 「ジャンゴ」。哀愁を帯びた美しいメロディがつむぎだされていきます。ゆったりとたゆたうような#9 “Milano” 「ミラノ」もいいです。『Concorde』と『Django』がMJQの二大アルバムでしょう。

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アート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズ 『モザイク』 Art Blakey & The Jazz Messengers “Mosaic” 178


ターララ、ラーラララ、ターラーラー――1曲目 “Mosaic” イントロからしびれます。フレディ・ハバード(tp)、ウェイン・ショーター(ts, 音楽監督)、カーティス・フラー(tb)の三管構成、ピアニストもシダー・ウォルトン(p)へと大幅メンバーチェンジ。アート・ブレイキーのハードなドラミングに煽られて興奮のるつぼに! そしてやはりメッセンジャーズはこのハーモニーがあるから盛り上がっちゃうんでしょうね。

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リー・モーガン 『ザ・サイドワインダー』 Lee Morgan “The Sidewinder” 179


8 ビートのロックのリズムにジャズがのる! ――60年代新しい「ジャズロック」としてヒットした#1 “The Sidewinder” 「ザ・サイドワインダー」が有名な人気盤です。(ヒットチャート曲81位、アルバム25位)このタイトル曲のリズミックなノリのよさは、ハービー・ハンコックの “Watermelon Man” 「ウォーターメロン・マン」と双璧をなすのではないでしょうか。本アルバムの2曲目以降はノリのよいハードバップです。やっぱリー・モーガンはグッド!

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ジミー・スミス 『ザ・キャット』 Jimmy Smith “The Cat” 180


クインシー・ジョーンズ『Big Band Bossa Nova』に匹敵するアルバムと言えば、これでしょう。こちらもビックバンド、編曲、指揮は『ミッション・インポッシブル』、『燃えよドラゴン』の映画音楽で知られるラロ・シフリン。プロデューサーはCTIレコードで知られるクリード・テイラー。ここでまず聴くべきはもちろん#2 “The Cat” 「ザ・キャット」! ジミー・スミスの火を噴くようなオルガンプレイに熱くならないわけがありません。さあ、張り切ってどうぞ。

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