ビル・エヴァンス 『ポートレイト・イン・ジャズ』 Bill Evans “Portrait in Jazz” 011


ビル・エバンスの迷宮。つまづきそうな緩急のあるピアノの音に誘われて、深く深く迷い込んでしまい……、ふと気がつくと、もうすっかりこの美しい世界の虜になっています。#2 “Autumn Leaves” 「枯葉」のためて、ためて、一気に滑り出す展開がスリリング。最後の静謐なグラデーションが消え入るまで、全曲にわたりそのミステリアスな魅力に酔ってしまいます。

このページを読む →

PR本コンテンツにはプロモーション(Amazonアソシエイトなど)が含まれています。

ヘレン・メリル 『ヘレン・メリル・ウィズ・クリフォード・ブラウン』 Helen Merrill “Helen Merrill With Clifford Brown” 010


ジャケットを見ると激しくシャウトしてるようですが、中身はソフト。薄明かりのジャズバーでしっとりと歌うジャズシンガーというイメージにぴったりくるのではないでしょうか。リップノイズや息遣いも「大人の女」の雰囲気を漂わせ、彼女は「ニューヨークのため息」と称されています。デリケートに低く落ち着いた彼女の声と、夭折の天才クリフォード・ブラウンのブリリアントなトランペットとのコントラストや、アルバム構成など、若き日(当時21歳)のクインシー・ジョーンズによるプロデュースは、奇跡のように完璧。

このページを読む →

PR本コンテンツにはプロモーション(Amazonアソシエイトなど)が含まれています。

バド・パウエル 『ザ・シーン・チェンジズ』 Bud Powell “The Scene Changes” 009


うなってます。うなってるんですよ、ピアノ弾きながら。最初聴いたとき、衝撃でした。恥ずかしながら告白いたしますが、これ以来私、うなり声フェチとなってしまいました……。キース・ジャレットも捨てがたいですが、やはりバド・パウエルのうめき、たまりません。ジャズはパッションの表出なのです。全曲彼のオリジナルで、#1 “Cleopatra’s Dream” 「クレオパトラの夢」は名曲。#5 “Borderick” は何とも愛らしい。ジャケットで、後ろからちょこっと顔を覗かせているのは彼の息子らしい。

このページを読む →

PR本コンテンツにはプロモーション(Amazonアソシエイトなど)が含まれています。

アート・ペッパー 『アート・ペッパー・ミーツ・ザ・リズム・セクション』 Art Pepper “Art Pepper Meets The Rhythm Section” 008


「The Rhythm Section」とはマイルス・デイビスの黒人リズムセクション。当時の米国ジャズ界は、ホットな黒人系のイーストコースト、クールな白人系のウエストコーストとそれぞれに特色がありましたが、双方を代表する彼らの「Meets」が名盤を生みました。また、麻薬とセットで語られることの多いアート・ペッパー。これは出所後、久しぶりにアルト・サックスを吹いたと言われていますが、演奏はよどみなくさわやかです。#1 “You’d Be So Nice To Come Home To” 「ユード・ビー・ソー・ナイス・トゥ・カム・ホーム・トゥ」、#8 “Star Eyes” 「スター・アイズ」が軽快でいいです。でもこのアルバムジャケット、クラシックのCDみたい……。

このページを読む →

PR本コンテンツにはプロモーション(Amazonアソシエイトなど)が含まれています。

ソニー・クラーク 『クール・ストラッティン』 Sonny Clark “Cool Struttin'” 007


何といっても、このジャケットでしょう。ゴダールの映画のようにおしゃれ。ウキウキしてくるような#1 “Cool Struttin’” 「クール・ストラッティン」のイントロ。ロゴも踊ってますね。ダイナミックな#4 “Deep Night” 「ディープ・ナイト」も爽快。本国アメリカより日本で評価されたアルバムとして有名です。ソニー・クラークがサイドマンに回ったアルバム『Candy』『GO!』も私の愛聴盤。彼のピアノ、トロトロとした不思議な音がします。

このページを読む →

PR本コンテンツにはプロモーション(Amazonアソシエイトなど)が含まれています。