リー・モーガン 『ザ・サイドワインダー』 Lee Morgan “The Sidewinder” 179


8 ビートのロックのリズムにジャズがのる! ――60年代新しい「ジャズロック」としてヒットした#1 “The Sidewinder” 「ザ・サイドワインダー」が有名な人気盤です。(ヒットチャート曲81位、アルバム25位)このタイトル曲のリズミックなノリのよさは、ハービー・ハンコックの “Watermelon Man” 「ウォーターメロン・マン」と双璧をなすのではないでしょうか。本アルバムの2曲目以降はノリのよいハードバップです。やっぱリー・モーガンはグッド!

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アート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズ 『モザイク』 Art Blakey & The Jazz Messengers “Mosaic” 178


ターララ、ラーラララ、ターラーラー――1曲目 “Mosaic” イントロからしびれます。フレディ・ハバード(tp)、ウェイン・ショーター(ts, 音楽監督)、カーティス・フラー(tb)の三管構成、ピアニストもシダー・ウォルトン(p)へと大幅メンバーチェンジ。アート・ブレイキーのハードなドラミングに煽られて興奮のるつぼに! そしてやはりメッセンジャーズはこのハーモニーがあるから盛り上がっちゃうんでしょうね。

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MJQ モダン・ジャズ・カルテット 『ジャンゴ』 MJQ (The Modern Jazz Quartet) “Django” 177


偉大なるジャズギタリストのジャンゴ・ラインハルトに捧げられた名曲#1 “Django” 「ジャンゴ」。哀愁を帯びた美しいメロディがつむぎだされていきます。ゆったりとたゆたうような#9 “Milano” 「ミラノ」もいいです。『Concorde』と『Django』がMJQの二大アルバムでしょう。

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ソニー・クリス 『ゴー・マン!』 Sonny Criss “Go Man!” 176


チャーリー・パーカー直系のアルトプレイヤー、ソニー・クリスのワンホーンによるスタンダード集。映画『ローマの休日』を彷彿とさせるジャケットもおしゃれ。ソニー・クリスが高く舞い上がるようなアルトなら、ソニー・クラークは道なりに走りゆく軽快なピアノ。この高低のコントラストがこのアルバムの面白さでしょうか。しかしこのアルトの音色、どこか哀しげに響きます。

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ホレス・シルバー 『ソング・フォー・マイ・ファーザー』 Horace Silver “Song For My Father” 175


何とも個性的な楽曲の数々――ホレス・シルバーのラテン・フレーバー香る表題曲#1 “Song For My Father” 、トロトロととろけそうな絶品バラード#6 “Lonely Woman”など、オリジナリティあふれる彼の作曲センスと、もちろんファンキーなノリも心ゆくまで堪能できます。ハマるとクセになるので、くれぐれも聴き過ぎにはご注意を。

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