マイルス・デイビス 『ラウンド・アバウト・ミッドナイト』 Miles Davis “‘Round About Midnight” 026


男なら煙草の煙をくゆらせながら、バーボンをストレートで静かにあおる……そんなハードボイルドな夜を気取りたい時、ぴったりなのがこの名盤。特に#1 “’Round Midnight” 「ラウンド・ミッドナイト」はイントロから格好良すぎ。ジャケットのマイルスにも惚れてしまいます。帝王マイルスは(矢沢)永ちゃん像に通じるものがあります。

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ハンク・モブレー 『ディッピン』 Hank Mobley “Dippin'” 038


オレンジに塗りつぶされたジャケットがこれまた気合充分。全編にわたってノリの良いテナーを伸びやかに吹きまくります。それに負けじとトランペットやピアノの弾んだ演奏もイケてます。#1 “Dip” で時折みせるフレーズの鮮やかさ、ボサノバ調の有名曲#2 “Recado Bossa Nova” 「リカード・ボサ・ノバ」の哀愁のメロディと躍動感の絶妙なバランスはたまりません。バラードの#5 “I See Your Face Before Me” など感情表現も豊か。すっかりハンク・モブレーの虜になってしまったあなたにはブルーの名盤『Soul Station』もおすすめです。

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ホレス・シルバー 『ブローイン・ザ・ブルース・アウェイ』 Horace Silver “Blowin’ the Blues Away” 039


一気呵成に描かれたドローイングのように演奏にも勢いがあってノリノリ。いわゆるこれが「ファンキー」でございます。ポルトガルの血を引いているホレス・シルバーは、他の黒人プレイヤーとは一味違った印象的な曲作り、リズミックな演奏などで独特の雰囲気があり、とても魅力的。「好っきやねん、ホレスのおっちゃん!」何故かファンキーと関西弁が合うような気がしてしまうのは私だけでしょうか。ホレスのおっちゃんファンになってしまった方は、おとんに捧げた名盤『Song for My Father』もおすすめです。

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ドナルド・バード 『フュエゴ』 Donald Byrd “Fuego” 040


あぁ……もぅ……たっ、たまらん。体も動いてまう。ナンやろ、この感じ?そや、ファンキーやった!……そっ、そんなこの一枚は、その昔ジャズ喫茶でリクエストの多い人気盤だったそうです。全体的にはパワフルでノリの良いアーシーなアルバム。なぜそれ程までに愛されたのかは、一聴すればお分かりになるでしょう。#1 “Fuego”、#4 “Low Life” のフレーズ、ゴスペル調の#6 “Amen” などかなりインパクトあり。でも、#3 “Funky Mama” ってどんなおかん?

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ジョー・ヘンダーソン 『ページ・ワン』 Joe Henderson “Page One” 050


もし、あなたがジャズマンになったとしたら、どの曲を演奏しますか?私なら絶対この曲は、はずせません。#1 “Blue Bossa” 「ブルー・ボッサ」。作曲はケニー・ドーハム(tp)で、陰りのあるメロディーが印象的な名曲です。続く#2 “Mesha” のバラードも良く、全体的に抑制の効いたモノトーンを感じさせる一枚。タイトなスーツで壁にもたれ、眼鏡ごしにルーズな視線を向けるジョー。そう、ジャズマンって格好いいのです。

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